ご命日

こんばんは、実行委員会の和田薫です。

今日、2月8日は伊福部先生のご命日になります。
あの日から一年。悲しみも癒えない中、先生の残された音楽を継承し演奏するために企画された「伊福部昭音楽祭」も一年祭の節目にいよいよ開催されます。
多くの方々のご協力のもとで制作されてきた音楽祭ですが、実行委員会の一人として、ご協力頂いた方々にこの場をお借りして深く感謝いたします。
伊福部音楽と先生の人柄に魅了された人達の手作りの音楽祭が、更に多くの方々に共感され発展していけるよう、尚一層努力していきたいと思います。

前回のブログで上映映像のご案内を予告しましたが、今回、東宝映画をはじめ、東映・日活・角川映画など各映画会社の皆様が快くこの音楽祭の企画に賛同されました。生のフルオーケストラと映像とのコラボレーションは、滅多に経験できるものではないですが、各方面のご協力があればこその企画でした。
記念すべき伊福部映画音楽第1作目となる「銀嶺の果て」は、力強いオープニングシーンと今や伝説的に語られるスキーシーンとが使用されます。ご承知の方も多いかと思いますが、このスキーシーンの対位法的書法(コントラプンクタス)が当時はなかなか理解されず、監督と一波乱あったといういわく付きの音楽です。本来は作品全体をご覧になっての音楽的効果ですが、ここで体験され是非ビデオで全編をご覧になっていただければと思います。
「座頭市物語」は、“伊福部ボレロ”とでもいうべき独特のリズムが座頭市の映像をより心の中に深く刻み込みます。白黒の映像が緊張感を増します。
「ビルマの竪琴」は、予告編の映像と共に演奏されますが、“伊福部コラール”が映像の哲学性と相まって、日本映画の名作中の名作と感じ入ります。
これら3作品はすべてモノクロ映画なのですが、伊福部音楽と共に体験すると、現代の映像にはないくらいの深い味わいと、完成度の高さを再確認されることでしょう。
「SF交響ファンタジー第1番」と「特撮大行進曲」は、オリジナル編集による見所満載の映像です。これらと「わんぱく王子の大蛇退治」ついてはまた次回ご案内いたします。